衣と食と住

 社会が物と情報に満ちあふれ便利になった時代を迎えて半世紀。それと反比例して衣食住という「暮らしのリアル」に対する人々の感度が著しく低下してしまっていることを痛感します。
 衣と食と住を確保し、日々の生を紡ぐ、「日常を生きる」ことへのプリミティブな価値を見失っているからこそ、社会の上から下までがアイドル歌手気取りの虚栄ばかりを追い求めるようになったように見えますし、そしてその行く末は言うまでもありますまい。